京都 進路資料室

-京都の高校 大学合格実績-

1995年 京都大学合格数ランキング

阪神淡路大震災地下鉄サリン事件などが起こった1995年の京大合格校ランキングです。震災はセンター試験の2日後に発生しました。被災地の受験生にとっては、その後の私立大受験や国公立大2次試験に向けて大きな困難があったことだと思われます。

1位は洛南でした。1991年に通算2度目の1位となった後、95年時点で5年連続の1位獲得です。合格者140人というのも歴代3位の多さです。

東大寺学園は、この年初めて2位となりました(ちょっと意外な気がしますが)。その後、2022年までに計13回も2位となっていますが未だ1位はありません。なお、合格者99人は現在に至るまで同校史上最高の合格数です。

 

洛北、堀川、西京、嵯峨野 ~専門学科の現役大学合格実績を比較する~ 2022年版

2022年の合格実績から京都の公立上位4校を比較しました。

比較するのは洛北、堀川、西京、嵯峨野の各高校に設置されている特進コース(専門学科)の現役合格の実績です。普通科を含めない理由については前回の記事をご参照ください。

mid77.hateblo.jp

卒業生数は各校で異なりますので、比べやすいように合格数ではなく、卒業生数に占める合格者の割合を大学群別に表しています。

既卒者(浪人生)についてはコース別の合格実績を公表していない高校があるためデータに含めていませんのでご了承下さい。

難関大学群(東大、京大、国公立医学科)の合格者割合では、今回も洛北高校サイエンス科が公立トップでした。ただし、前年の洛北は31.9%でしたので7.2ポイント減です。京大の現役合格が8人減ったことが影響しています。堀川は前年から7.9ポイント減、西京も4.5ポイント減です。嵯峨野は2.5ポイント増えました。

難関大学群(東大京大を除く5旧帝大&一橋大、東工大、神戸大)では、洛北と堀川が微減で西京と嵯峨野は微増でした。結果として4校とも17%前後と、ほぼ同じ割合となっており、4校の違いは最難関群への合格割合ということが読み取れると思います。

最難関群と難関群を合算した割合では洛北のみが40%を超えています。前年は46.9%だった堀川は38%と4校の中で最も減らしました。

過去3年間の平均では以下のようになりました。前回と比べて最難関群と難関群のどちらも伸びているのが洛北と嵯峨野。最難関群が減り、難関群が増えたのが堀川。その逆に最難関群が増えて難関群が減ったのが西京という結果でした。

 

洛北高校 ー難関大合格数の推移ー 2022年版

洛北高校の過去15年の難関大学合格数の推移をグラフで見てみます。

今年は、京大が前年から10人減と大きく減らしました。東大1人増、国公医3人増でしたが最難関群の合格数は24人となり、30人台だった過去2年間と比べると減少しており、京大と国公医の合格数が同じ程度という点では2019年の合格実績とよく似た形になりました。

地帝一工神の合格数と合わせた難関国立大の合格総数は45人であり、2010年以降の洛北高校にとって平均的な水準の実績です。

注1)地帝一工神:地方旧帝大(北海道、東北、名古屋、大阪、九州)および一橋大、東工大、神戸大

注2)国公医:国公立大医学部医学科の合格数を表しますが、東大理3と京大医学科の合格数はそれぞれの大学合格数の方にカウントしているので国公医には含んでいません。その他の地方旧帝大と神戸大医学科は国公医に含んでいます。したがって「地帝一工神」には医学科合格数は含んでいません。

注3)最難関率:東大・京大・国公医の合格総数を当該年度の卒業生数で除した割合

注4)難関大率:東大・京大・国公医および地帝一工神の合格総数を当該年度の卒業生数で除した割合

嵯峨野高校 ー難関大合格数の推移ー 2022年版

嵯峨野高校の最近15年間の難関大合格数の推移です。

京都大の合格数は前年から1人増え5年連続で20人台と安定しています。国公医の合格数は他の上位公立高と比較すると少なめですが、こちらも前年から1増となっています。

地帝一工神の合計は前年から10人減り、低調だった一昨年と同水準となりましたが、全体として直近の5年間の合格実績は安定しているように思われます。

注1)地帝一工神:地方旧帝大(北海道、東北、名古屋、大阪、九州)および一橋大、東工大、神戸大

注2)国公医:国公立大医学部医学科の合格数を表しますが、東大理3と京大医学科の合格数はそれぞれの大学合格数の方にカウントしているので国公医には含んでいません。その他の地方旧帝大と神戸大医学科は国公医に含んでいます。したがって「地帝一工神」には医学科合格数は含んでいません。

注3)最難関率:東大・京大・国公医の合格総数を当該年度の卒業生数で除した割合

注4)難関大率:東大・京大・国公医および地帝一工神の合格総数を当該年度の卒業生数で除した割合

西京高校 ー難関大合格数の推移ー 2022年版

西京高校の過去15年間の難関大合格数の推移です。

国公医が昨年から1増の13人合格で過去最多を更新。京大は11人減だったものの最難関群の合計42人は同校史上2番目の合格数であり、大躍進を果たした昨年からの高い水準を維持したといえます。

阪大、神戸大など地帝一工神の合格数は昨年から5減の52人。こちらは中高一貫1期生が卒業した2010年以降でみると3番目に少ない実績となっています。

注1)地帝一工神:地方旧帝大(北海道、東北、名古屋、大阪、九州)および一橋大、東工大、神戸大

注2)国公医:国公立大医学部医学科の合格数を表しますが、東大理3と京大医学科の合格数はそれぞれの大学合格数の方にカウントしているので国公医には含んでいません。その他の地方旧帝大と神戸大医学科は国公医に含んでいます。したがって「地帝一工神」には医学科合格数は含んでいません。

注3)最難関率:東大・京大・国公医の合格総数を当該年度の卒業生数で除した割合

注4)難関大率:東大・京大・国公医および地帝一工神の合格総数を当該年度の卒業生数で除した割合

堀川高校 ー難関大合格数の推移ー 2022年版

堀川高校の最近15年間の難関国立大学合格数の推移をグラフです。

東大が2人、京大が3人、昨年から増えたものの国公立医学科が7人減のため最難関群の合格合計は昨年から微減の60人でした。

グラフでは現役、浪人の区別をしていませんが今年の最難関群の現役合格は37人と、昨年からは14人減です。過去15年でも最少でした。

阪大、神戸大などの地帝一工神の合格数は昨年より増加しており、難関国立大学の合格数合計では西京を上回り、京都3位の座に返り咲きました。

注1)地帝一工神:地方旧帝大(北海道、東北、名古屋、大阪、九州)および一橋大、東工大、神戸大

注2)国公医:国公立大医学部医学科の合格数を表しますが、東大理3と京大医学科の合格数はそれぞれの大学合格数の方にカウントしているので国公医には含んでいません。その他の地方旧帝大と神戸大医学科は国公医に含んでいます。したがって「地帝一工神」には医学科合格数は含んでいません。

注3)最難関率:東大・京大・国公医の合格総数を当該年度の卒業生数で除した割合

注4)難関大率:東大・京大・国公医および地帝一工神の合格総数を当該年度の卒業生数で除した割合

洛星高校 ー難関大合格数の推移ー 2022年版

洛星高校の過去15年の難関大学合格数の推移のグラフです。

今年は東大、京大、国公医のいずれも前年合格数を下回り、最難関群の合計は81人でした。これは過去30年間で比較しても一昨年の77人に次いでワースト2の低い実績です。

京都大学の合格数は39人でした。洛星では4期生が卒業した1961年に京大に39人が合格しています。この時は前年の13人から大きく飛躍したのですが、洛星の京大合格数が40人を割り込んだのは、この1961年以来、実に61年ぶりのことです。

京大合格数は、60人台が2014年(63人)、50人台は2016年(59人)が最後で、最近5年間は40人台が続いていました。その間、東大や国公医の合格者数が増えているわけではありませんので、単純に最難関群に合格できる力を持った生徒が減っているということだと思われます。

また、今年は京大医学部医学科の合格者もいなかった模様です。洛星といえば長年、医学部進学者が多い高校として京都市民に認知されていますが、その象徴ともいえる京大医学部の合格者がゼロなのは手元に資料がある1975年以降では初めてのことです。