京都 進路資料室

-京都の高校 大学合格実績-

洛北、堀川、西京、嵯峨野 ~専門学科の現役大学合格実績を比較する~ 2022年版

2022年の合格実績から京都の公立上位4校を比較しました。

比較するのは洛北、堀川、西京、嵯峨野の各高校に設置されている特進コース(専門学科)の現役合格の実績です。普通科を含めない理由については前回の記事をご参照ください。

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卒業生数は各校で異なりますので、比べやすいように合格数ではなく、卒業生数に占める合格者の割合を大学群別に表しています。

既卒者(浪人生)についてはコース別の合格実績を公表していない高校があるためデータに含めていませんのでご了承下さい。

難関大学群(東大、京大、国公立医学科)の合格者割合では、今回も洛北高校サイエンス科が公立トップでした。ただし、前年の洛北は31.9%でしたので7.2ポイント減です。京大の現役合格が8人減ったことが影響しています。堀川は前年から7.9ポイント減、西京も4.5ポイント減です。嵯峨野は2.5ポイント増えました。

難関大学群(東大京大を除く5旧帝大&一橋大、東工大、神戸大)では、洛北と堀川が微減で西京と嵯峨野は微増でした。結果として4校とも17%前後と、ほぼ同じ割合となっており、4校の違いは最難関群への合格割合ということが読み取れると思います。

最難関群と難関群を合算した割合では洛北のみが40%を超えています。前年は46.9%だった堀川は38%と4校の中で最も減らしました。

過去3年間の平均では以下のようになりました。前回と比べて最難関群と難関群のどちらも伸びているのが洛北と嵯峨野。最難関群が減り、難関群が増えたのが堀川。その逆に最難関群が増えて難関群が減ったのが西京という結果でした。