堀川高校の難関大合格者数の推移です。
昨年、いずれも過去最多であった東大と国公医合格数が今年は大幅に減りました。このため最難関率は30%を大きく割り込み、2011年の24.2%以来の低水準でした。
「堀川の奇跡」以来、順調に進学実績を伸ばしてきた同校ですが、当然年によって増減はあります。難関大合格数合計が5年ぶりに100人を下回ったことと合わせて今年は進学面では低調な年であったようです。
この結果から想像すると、おそらく第1志望校に受からずに浪人を選択した生徒が例年よりも多そうですので、来年は合格数が増えると思われますが、果たしてどうなるでしょうか。
2014年の公立高校入試改革によって、学力面での高校序列化に拍車がかかり、堀川などトップ校の進学実績がさらに伸びるのではないかとの予測がされていましたが、改革2期生までが卒業した昨年と今年の結果を見る限り、そんなに単純な話ではなかったようです。
注1)地帝一工神:地方旧帝大(北海道、東北、名古屋、大阪、九州)と一橋大、東工大、神戸大
注2)国公医:国公立大医学部医学科の合格数を表しますが、東大理3と京大医学科の合格数はそれぞれの大学合格数の方にカウントしているので国公医には含んでいません。その他の地方旧帝大と神戸大医学科は国公医に含んでいます。したがって「地帝一工神」には医学科合格数は含んでいません。
注3)最難関率:東大・京大・国公医の合格総数を当該年度の卒業生数で除した割合
注4)難関大率:東大・京大・国公医および地帝一工神の合格総数を当該年度の卒業生数で除した割合