京都 進路資料室

-京都の高校 大学合格実績-

東京大学合格者数~1950年以降の累計~

京大学合格者数については『東大合格高校盛衰史』(小林哲夫著・光文社新書・2009年)がたいへん参考になります。この本には1950年から2009年までの間の東大合格者累計が各都道府県別・高校別に掲載されています。 

 そこで、そのデータを基に2010年から2017年までの合格数を補足して、京都の高校からの東大合格数データを見てみます。

 

まずは、2009年までの累計合格数が10人を超えていた学校の一覧です。

 東大合格数累計(1950年~2009年)

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洛南と洛星の2校が他を圧倒しているのは予想通りといったところです。京教大附属と同志社がそれに続いているのも、最近まで両校が京都有数の進学校であったことを考えれば順当です。5~7位には府北部の3校が並んでいます。京都市内の学校と比べて、地理的に京大一辺倒というわけでもなかったことが理由だと思われます。

堀川は2009年時点では第8位。長らく東大合格がなかった堀川ですが2003年に1名が合格して以降、2009年までの7年間で24名が合格。鴨沂、洛北、紫野などのかつての公立上位校を一気に抜いて順位を上げています。

 

続いて、2010年から2017年までの合格数です。

 東大合格数累計(2010年~2017年)

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最近8年間の累計では洛南、洛星の上位2校は変わりませんが堀川が3位となり、西京、洛北、嵯峨野と続きます。近年の動向を反映した結果といえます。

 

最後に2009年までの累計と2010年以降の合格数を合算した一覧です。2009年までの順位との変動を矢印で表現してみました。

東大合格数累計(1950年~2017年)

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※洛陽と伏見は1960年代に工業単科高校となった後、2016年に統合して京都工学院高校となった。

※城南と西宇治は2009年に統合して城南菱創高校となった。

洛星は学校公式サイトで創立以来の主要国公立大学への累計合格数を公表しており、東大は965人となっている。当然、学校側が公表する数字が正しいはずだが、他の高校と条件を揃えるため『東大合格高校盛衰史』掲載の数字を基に集計した。