サイゴン陥落でベトナム戦争が終結した1975年のランキングです。
順位の入れ替わりはあるものの上位6校までの顔触れは1970年と同じです。
1位北野高校の112名合格は1973年の114名に次いで同校史上2番目の合格者数です。これ以降、公立高の合格者数が100名を超えた年はありません。
(※追記:2020年に北野が100名合格を達成)
5位の京教大附属高校は、翌年以降は京大合格数が減少傾向となりますので、1975年が最後の50名超えの年です。
岐阜県のトップ校である岐阜高校が過去最高の7位にランクイン。愛知と三重も含めた東海地方の高校4校がトップ20入りし、4校合計で150名の合格者がいます。1970年代前半から中盤は東海地方の高校からの京大合格が最も多かった時期と言えると思われます。
なお、岐阜高校は1975年の東大ランキングでも34名合格で16位に入っていますが、その前年から開始された学校群制度が契機となって70年代後半からは東大京大合格数を減らしています。
東大寺学園がこの年、25名合格で初のトップ20入りを果たしました。翌1976年にいったん20位以下になりますが、1977年以降は2017年まで41年連続でトップ20入り、1985年以降は33年連続で10位以内、1988年以降は30年連続で5位以内と、長年にわたって上位を維持しています。