高度経済成長の初期である1955年の高校別京大合格数ランキングです。
前年まで1位だった鴨沂高校を抜いて洛北高校が初の1位になりました(以後、洛北は1957年まで3年連続で1位)。
上位10校の内、私立は灘高校のみで残りはすべて公立です。しかも京都の公立高校が6校ランクインしており、現在とはかなり様相が異なります。なお、同じ年の東京大学の合格者ランキングでも上位10校中、7校までが都立高校で占められています。ちなみに灘の同年の東大合格者数は11名です。
11位以下にも京都と大阪の公立高校が目立ちます。関西圏以外からのトップ20入りは2校のみですが、その内の1校である18位の長野県・松本深志高校は同年の東大合格ランキングでも11位に入っており、27名が東大に合格しています。
上位20校の大半は現在でもそれぞれの地域で進学校と目されている学校ですが、中には近年の京大合格者がゼロや数名にとどまる学校もあります。
なお、この年の京都大学の合格者総数は1353人でしたので、現在(2017年は2743人)の約半分です。
※大津東は現在の膳所高校、三島野は茨木高校。