進路資料室

-京都の高校 大学合格実績-

京都新聞の記事「府内高校17年度大学合格調査」を補足してみる その③

 月15日の京都新聞に「府内高校17年度大学合格調査」の第2弾として私立編が掲載されました。そこで公立編と同じく、国公立大学に50人以上の合格者があった私立高校10校について、各高校の合格者数などを一覧表にしてみました(国立である京教大附属高も私立に含めています)。

 

国公立大学 合格数ランキング(府内私立高)

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 旧帝大や神戸大の医学部合格数は「③国公医」と各大学の両方でカウントした上で、合計欄で重複分を差し引く形としています。このため「①~③計」と「①~⑦計」欄の数字は単純に各大学の合格数を合計したものとは一致しませんのでご了承下さい。

 

立高校と、ひとくちに言っても形態は様々です。表の10校の中では洛星が高校募集を行わない完全中高一貫校であり、京都成章は附属中学を持たない高校単独校です。その他の学校は附属中学がありつつ、高校募集も実施する中高一貫校です。

また、京都女子、京都橘、立命館京産大附属は大学附属高として内部進学でそれぞれの大学に進学する生徒も多い一方で、外部進学にも力を入れています。

進学実績の点では、やはり洛南と洛星が他校を圧倒しています。とはいえ、公立高校が進学実績を伸ばしている中で、私立高校全体の進学実績は洛南、洛星も含めて、この10年ほど低下傾向にあるように見えます。

京都新聞の記事では、中高一貫教育を重視する洛星や京都女子には2014年の公立高校の入試制度変更の「影響はほとんどない」と書かれていましたが、はたしてどうでしょうか。

確かに2014年入試そのものの影響は小さい(完全中高一貫である洛星は特に)としても、両校とも以前に比べると難関大学への合格者数を徐々に減らしています。かつてなら、中学受験をして私立中高へと進学していた層の一部分が、中学受験をせずに高校から公立御三家を目指す、或いは中学受験において公立中高一貫校を目指すという流れが出来たからこそ公立高校の進学実績は上向き、私立中高は全体として低下傾向にあるという結果になっているように思われます。