京都 進路資料室

-京都の高校 大学合格実績-

洛星高校 ー難関大合格数の推移ー 2019年版

洛星高校の15年間の難関大学合格数の推移です。今年は東大、京大、国公医とも前年から合格数を伸ばして最難関大学群の合計が3年ぶりに100人を超えました。減少傾向だった最難関率も4年ぶりに50%台を回復しました。

昨年の合格実績が洛星としては低調でしたので、浪人して志望校を目指してきた方々の努力が実ったという形でしょうか。グラフとしては2010年から2011年にかけてと非常によく似た動きとなっています。

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注1)地帝一工神:地方旧帝大(北海道、東北、名古屋、大阪、九州)および一橋大、東工大、神戸大

注2)国公医:国公立大医学部医学科ことですが、東大理科3類と京大医学科の合格数はそれぞれの大学合格数の方にカウントしているので国公医には含んでいません。その他の地方旧帝大と神戸大医学科は国公医に含んでいます。したがって「地帝一工神」には医学科合格数は含んでいません。

注3)最難関率:東大・京大・国公医の合格総数を当該年度の卒業生数で除した割合

注4)難関大率:東大・京大・国公医および地帝一工神の合格総数を当該年度の卒業生数で除した割合

洛南高校 ー難関大合格数の推移ー 2019年版

洛南高校の過去15年分の難関大学合格数の推移です。東大は13人と、1990年以降の30年間で最も少ない合格数となりました。京大の64人というのも2015年の60人に次いで30年間で2番めに低い実績です。昨年、過去最高を記録した国公立大学医学科の合格数も今年は18人の減少でしたので、最難関率は4年ぶりに減少しました。

大阪大や神戸大などを含めた難関大学全体の合格数も190人にとどまり、こちらも30年間で最少となっています。京都で唯一、東大理科3類に合格者を出す(5人)など、難関大学への合格では京都の他校を圧倒する実績を持つ洛南ですが、今年は同校にとってはやや物足りない結果となったようです。

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注1)地帝一工神:地方旧帝大(北海道、東北、名古屋、大阪、九州)および一橋大、東工大、神戸大

注2)国公医:国公立大医学部医学科ことですが、東大理科3類と京大医学科の合格数はそれぞれの大学合格数の方にカウントしているので国公医には含んでいません。その他の地方旧帝大と神戸大医学科は国公医に含んでいます。したがって「地帝一工神」には医学科合格数は含んでいません。

注3)最難関率:東大・京大・国公医の合格総数を当該年度の卒業生数で除した割合

注4)難関大率:東大・京大・国公医および地帝一工神の合格総数を当該年度の卒業生数で除した割合

難関10大学+医学部合格数ランキング 2019

2019年版の京都府内の高校の難関大学合格数ランキングです。ここでの「難関大学」とは、7つの旧帝大および一橋、東京工業、神戸の各大学と国公立大学医学部医学科(国公医)のことを指します。

1位は例年通り洛南でした。しかし合格総数は前年から43人と大きく減らして、2015年以来4年ぶりに200人を下回りました。過去30年間でみても、難関大合格数が200人を割ったのは2015年と今年の2回だけなので、洛南にとっては低調な年だと言えます。東大・京大・国公医がいずれも前年から減少したことが全体に響いたようです。

対照的に2位の洛星は東大・京大・国公医すべてで前年より増加しました。東大合格者数で洛星が洛南を上回ったのは1990年以来、29年ぶりのことです。ただ、当時の洛星は東大に39人、京大に116人が合格していますので隔世の感がありますが。

3位は前年から順位を1つ上げた西京でした。京大は前年より減りましたが阪大、神戸大が大きく伸びました。西京が堀川を上回るのは2002年のいわゆる”堀川の奇跡”以降では初めてのことです。

堀川は4位に順位を下げました。京大は前年から5人増えて西京に大きな差をつけましたが、難関大合格総数では西京の後塵を拝する結果となりました。

昨年、過去最高の合格実績だった嵯峨野は、今年はやや減らしました。それでも過去2番目の合格数です。

洛北は東大・京大は減りましたが、その代わりに国公医合格数が大きく増えました。難関大の合格総数では前年からやや増加しています。

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2019/06/15 桃山の北大合格数(2→3)、2018年の東京国医実績(8→6)を修正

2019/06/19 堀川の東大合格数を修正(5→6)

2019/06/25 京教大附属の阪大合格数を修正(3→5)

その他の学校では、南陽が京大合格数を増やして順位を上げました。7人合格は同校にとって過去最多タイ(2011年)の記録です。1990年以降、京都の公立高校で京大合格数を7人以上出したのは上位4校(堀川、西京、嵯峨野、洛北)と桃山を除くと南陽のみです。

また、山城が前年から13人増と難関大合格数を大きく増やしたことも目を引きます。2014年の公立高入試改革以降、山城は毎年高倍率の人気校になっていますので、それが進学実績にも反映されたのかもしれません。

私立高校では立命館、京都女子、東山が揃って最難関大学群(東大・京大・国公医)の合格数を前年より減らして1桁台になりました。これらの学校は中高一貫で京大や国公医を目指す特進コースを持ちますが今年は低調だったようです。

昨年は合格総数が5人未満だった京都学園、城南菱創、同志社女子がランクインした一方で宮津、西舞鶴、京都橘、園部は圏外となりました。

過去の各校の実績からみると最難関大学群で10人以上の合格、あるいは難関大合格総数が30人以上というのが京都における上位進学校の目安ではないかと考えます。京都教育大学附属高は昨年、難関大合格数が30人を割り込み、今年は最難関大学群でも10人を下回りました。京大合格数では開校以来最少の記録となりました。

今年の京都府全体の結果では最難関大学群に10人以上の合格者がいた高校は昨年の10校から7校に減りました。また、京都府全体の最難関大学群の合格者数は昨年より21人減少して488人でした。難関大合格数30人以上の高校は昨年と変わらず7校であり、合格者総数は17人増えて973人でした。

 

 

京都の高校からの医学部合格数 2019

 

2019年度入試における国公立大学医学部医学科への合格数を紹介します。京都の高校からは24校の186人が合格しました。昨年は24校から199人の合格でしたので京都府全体の合格数は減っています。

合格数トップは洛南、2位が洛星というのは例年通りです。3位は2010年以降は堀川の指定席でしたが、今年は洛北が堀川を上回りました。洛北の国公医合格数が10人を超えるのは資料がある2002年以降では初めてです。

 

洛南 合格数78(現役41)

 東京5 京都11 大阪7 北海道3 神戸3 京都府立医科14

 福井2 岐阜1 三重3 滋賀医科7 大阪市立5 奈良県立医科8 

 和歌山県立医科1 鳥取1 島根1 岡山1 広島1 徳島1 大分1 鹿児島2

 

洛星 合格数43(現役17)

 京都2 大阪1 東北1 名古屋2 京都府立医科17

 新潟1 山梨2 三重1 滋賀医科4 大阪市立1 奈良県立医科2 

 和歌山県立医科2 島根1 広島1 香川1 徳島1 大分1 宮崎2

 

洛北 合格数11(現役6)

 京都府立医科4

 福井2 岐阜1 浜松医科2 鳥取1 愛媛1 

 

堀川 合格数10(現役5)

 京都1 大阪1 京都府立医科5

 福井1 三重1 滋賀医科1 

 

西京 合格数7(現役2)

 京都府立医科3 福島県立医科1 富山1 鳥取1 長崎1

 

同志社 合格数5(現役1)

 京都府立医科1 金沢1 滋賀医科2 大分1

 

京教大附属 合格数3(現役1)

 福井1 和歌山県立医科1 高知1

 

京都共栄学園 合格数3(現浪不明)

 富山1 高知1 宮崎1

 

京産大附属 合格数3(現浪不明)

 大阪1 浜松医科1 徳島1

 

京都女子 合格数3(現役2)

 大阪1 滋賀医科2

 

立命館 合格数3(現役1)

 浜松医科1 滋賀医科1 鳥取1

 

嵯峨野 合格数2(現役1)

 福井1 山梨1

 

東山 合格数2(現浪不明)

 金沢1 長崎1

 

紫野 合格数2(現浪不明)

 京都府立医科1 高知1

 

山城 合格数2(現役1)

 福井1 浜松医科1

 

網野 合格数1(現役0)

 横浜市立1

 

大谷 合格数1(現役1)

 滋賀医科1

 

京都聖母学院 合格数1(現役1)

 旭川医科1

 

京都文教 合格数1(現浪不明)

 愛媛1

 

城南菱創 合格数1(現役1)

 滋賀医科1

 

ノートルダム女学院 合格数1(現役0)

 愛媛1

 

花園 合格数1(現役0)

 京都府立医科1

 

北稜 合格数1(現役0)

 滋賀医科1

 

桃山 合格数1(現役1)

 福井1

2019年 京都大学合格数ランキング(確定版)

期(法学部特色入試)も含めた京都大学の高校別合格数ランキングです。

参考として東大と国公立医学部医学科(国公医)の合格者数も載せました。他地域の場合はもちろんですが、関西圏でも京大よりも東大や国公医に多くの合格者を出す高校もありますので、一覧にすると各校の特徴が見えてきて面白いと思います。

1位は2年連続で大阪府立の北野高校です。北野は通算17回目の1位獲得です。上位校の顔ぶれは例年通りですが、昨年との比較では天王寺、西大和、大阪桐蔭が大幅に合格数を減らしてトップ10圏外となりました。15位に浜松北が入りましたが、静岡県の高校が20位以内となるのは1968年の静岡高校以来、51年ぶり2回目です。

京都関係では洛南が12名減となり1位奪還はなりませんでしたが37年連続でのトップ10入りです。堀川は学校史上4度目の合格数50名超えであり、順位も過去最高タイの4位となりました。洛星は前年から6名増えて、58年連続での10位以内を維持しました。西京、嵯峨野、洛北はいずれも前年比で合格数が減っています。南陽は過去最多タイの7名合格。一方で京教大附属は過去最少の4名合格にとどまりました。

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 ※国公医合格数には東大理Ⅲと京大医学部は含みません。

 

2019年 京都大学合格数ランキング(暫定版)

2019年の京都大学の高校別合格数ランキングです。

まだ、集計途中の学校もありますし、後期(法学部)の発表もまだですので、あくまで現時点での暫定ランキングです。

なお、21位以下は京都府内の高校のみを掲載しています。

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東大・京大合格発表

日、東大と京大で前期入試の合格発表が行われました。

受験情報サイトのインターエデュによると、京大では大阪の北野高校が69人合格であり、洛南を抑えて現時点でトップのようです。東大では開成が188人で今年も断トツの1位です(まだ速報値なので、各校とも今後増加する可能性があります)。

www.inter-edu.com

 

当サイトのアクセス数も昨日は平常時の4倍近くになっています。みなさん東大や京大の合格ランキングで検索して訪問して下さっているようですが、当サイトは京都の高校の進学実績を中心にしていますので、もう少し京都の各高校の状況がわかってから更新していきたいと思います。